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新たなDJスタイル
先日easorというイベントでDJをしました。
最近Traktor Scratch Pro を購入したので、初めて本格的に使ってみることに。
この日4人のDJが出演したのですが、驚いたことに4人全員がTraktorやScratch Liveを使ったデータでのプレイでした。
15年くらいDJをやってきたので、もちろんアナログレコードでのパフォーマンスに思い入れがあります。
重たいレコードボックス、レコードをチェンジする作業、音の刻まれた盤面を直接触れることで、音源が自分の体に通っているような独特の一体感がたまらん、などなど。
しかしやはり時代の波でしょうか、音楽のパッケージはiTuneなどの1曲単位のデータになり、レコ屋はどんどんつぶれたり縮小したりしています。
ある意味やらざるを得なくなって、このDJスタイルにも挑戦しているわけです。
しかし実際やってみて、これはこれでいろんな可能性を感じます。
1曲を2チャンネルにパラアウトして2枚がけにできたりとか、エフェクトが充実していたりとか(DJミキサーのセンドリターンを使えないのでクロスフェイダーを切るとエフェクトも切れてしまいます)、スクラッチネタを一本のデータにまとめておいてCUEポイントで即座にネタを頭出ししたりとか、全然ダンス音源じゃない曲の一部分をループさせてサンプリングに近い形で他のドラム音源に重ねていったりだとか。。
突き詰めて熟練すれば、ほとんど作曲に近い、いやそれとは別の、オリジナリティ溢れるパフォーマンスも可能だと思いました。
シンプルなDJスタイルから、複雑なライブパフォーマンスまで、より用途が増えたといった印象です。
僕も自分ならではのデータDJ(笑)を構築しよう。(そんな時間あるのか!)
もちろんアナログでのプレイも続けながら。
Scratch Liveでプレイする石井くん。
付属の12インチ盤面でデータをコントロール。
同じくScratch Liveでプレイする西山くん。
早くからデータDJを積極的に取り入れ、最近ではアウトボードのエフェクターを多用し、新旧クロスオーバーした独自スタイルを確立。
この日ゲストのミヤサカ氏。
パソコンと、DJミキサーのみのシンプルなセットだが、Traktorの機能を最大限に利用。
使用しているチャンネルも多く、Traktorに組み込まれたエフェクトも多様している、まさしく新世代DJ。
選曲はDabrye直系で渋い!
ここぞとばかりに彼にTraktorのことをネホリハホリ聞いて、色々と教えてもらいました。
スペシャルゲストの9dw。
soupのスタッフ。気さくでロックな人たち。
□ Traktor Scratch Pro
http://www.dirigent.jp/products/detail.php?product_id=9
□ Scratch Live
http://serato.com/
10.07.04.PM02:57