2012年に横浜国立大学大学院/建築都市スクール、Y-GSAのサイトリニューアルを全面的に担当させていただきました。Y-GSAは4人の著名な建築家の先生方に、横浜を舞台として町作りから建築デザインまで学べ、海外とも頻繁に交流があるという非常に積極的なカリキュラムを実施している大学院です。
サイトリニューアルにあたって、デザイン面では横浜の街を感じさせ、ハイレベルな設計を学べるという、しっかりした印象を持ってもらえるように意識しました。また、メインのサイトターゲットは入学希望者なので、かつて入学希望者であった学生たちと度々意見を交わしながらサイトのデザイン、設計をしていきました。
プラモでは2017年までサイトの運用もさせていただき、バスに乗って横浜国立大学に打合せに通った日々は今では懐かしい思い出です。
Y-GSA:https://y-gsa.jp
サイトコンセプト
メインターゲットを入学希望者に設定し、4つのスタジオで著名な4人の先生方に学べるという独特の教育カリキュラムや、「建築をつくることは未来をつくることである」というメッセージ性の強いY-GSAのマニフェストがしっかり伝わるような構成を考えました。
また、学生たちと打ち合わせを重ねる中で、入学前にもっと現役の学生の活動が知りたかった、という意見を取り入れて、学生のブログコンテンツ「Student Voice」や学生作品が閲覧できる「Student Works」を新たに加え、学生の活動を通してより親しみを感じていただけるように考慮しました
Student Worksページ
サイトデザイン
クライアントからのヒアリングを重ねる中で、Y-GSAの学生は横浜の街作りのプロジェクトを手がけていたり、震災後も被災地の自治体に復興計画を提案したりと、プロの建築家と変わらないような活動をしているということが分かったきたので、学生向けのサイトというよりは、"建築事務所のWebサイト"のような雰囲気となるよう意識してデザインしました。
管理システムをMobable Typeで構築
各スタジオの課題やSTUDY内のプログラム、スケジュールなど、英語サイトも合わせて約20程度のブログシステムを構築いたしました。
また、スタジオ課題の記事の中から「Student Works」に写真を追加できるような仕組みを作り、より更新に手間がかからないように配慮しました。
スタジオ教育ページ
組織の仕組みページ
Y-GSA Webサイトを制作して
plamoではクライアントが「何を発したいか」また、その先にいるサイトユーザが「何を求めているか」という2つの視点から、サイトコンセプトを決めていき、具現化していくことを常に心がけています。
今回の制作は、学生たちと何度も打ち合わせができたことで、クライアント目線とサイトユーザ目線の両方の意見を直接聞くことができたので、サイトコンセプトをより明確にすることができました。
Y-GSAスタッフの寺田さん、田畑さん、栗生さん、そして当時学生だった平林さん、伊東さん、冨永さん、高木さん、坂爪さん、石塚さん、忙しい中時間を割いていただいてありがとうござました。